泡沫

どうも、とりあえず自分の好きなものについて適当に語るだけの簡単なブログです。暇な人や物好きは見てってね。

平成国産ウルトラ怪獣第一号はどいつなんだ!!

さて、時代が平成から令和に移ってからもう久しく、ウルトラシリーズも既にタイガ・Zと2作品も放送されている昨今だが(Zの盛り上がり要は言うまでもなく私自身も毎週楽しみにさせてもらっている)、あまりフィーチャーされることはないが実は平成におけるウルトラシリーズの国産怪獣第一号というのは個人的には結構分かりにくいので、今回はそこを色々と考えていきたい次第である。尚、この記事はあくまで一ウルトラファンの勝手な考察に過ぎないのでほぼネタとして見ていただければ幸いである。 

 

さて、平成ウルトラマン第一号といえば多くの人がティガと答えるだろうが、実際は純粋な平成ウルトラシリーズ第一号は国内ではなくオーストラリアで制作されたウルトラマングレート(現在は字幕版がYouTubeで配信中)であり、完全な平成ウルトラ怪獣第一号となると、第一話に登場した邪悪生命体ゴーデスこそが当てはまることになる。 

 

だが、国内という話になるとTVでは1980年のウルトラマン80以降は実写の新作が途絶えて久しく、再編集の映画やTV番組、雑誌展開などで何とかしのいでいる状態であった。そうした中で、1994年に平成初の実写ウルトラマンとしてウルトラセブンの続編であり環境省とのタイアップでもある平成ウルトラセブン2作(太陽エネルギー作戦/地球星人の大地)が作成された。この平成セブンに出てくる怪獣は一作目こそピット星人とエレキングという既存怪獣で、2作目では片方こそこれまたお馴染みのメトロン星人なのだが、それに加えてもう一匹恐竜という怪獣が登場する。(ちなみにこいつ、後に名前が付いたり○○恐竜とかいう二つ名とかはなく本当に恐竜という名前の怪獣なのだ。)その為、平成初のオリジナル怪獣という点だけで見ればこの恐竜こそが国産平成ウルトラ怪獣第一号になるのだが、この恐竜、一からデザインをしたわけでも着ぐるみを新造したわけでもなく、当時の円谷にあった有り物の恐竜の着ぐるみをそのまま使いまわしたに過ぎないため、個人的には純粋な新怪獣としてはカウントしづらい奴でもある…。 

 

さて、年が変わり1995年になるとイベントや雑誌展開からTVシリーズに繋がる企画としてウルトラマンネオスが誕生し、実際に雑誌やショーなどで発表されたうえでパイロットフィルムも制作され、そこで平成になって初めてザム星人とドレンゲランという純粋に一からデザインされスーツも新造された怪獣が登場することになったのだ。その為、先述したように純粋に一からデザインされスーツも完全新規造形という点に絞れば、このザム星人とドレンゲランこそ、平成国産ウルトラ怪獣の一号といえるだろう。 

 

だが、残念ながらウルトラファンはご周知のとおりウルトラマンネオスTVシリーズは諸般の事情により頓挫することとなってしまい(後に2000年にOVシリーズとして復活するが)、それに代わる新たなTVシリーズとして作られたのが、ご存じ今もなお根強い人気を誇るウルトラマンティガであり(私もリアルタイムで見た初めてのウルトラであり、一番大好きなウルトラマンである)、その第一話に登場するのがゴルザとメルバであり、TVシリーズで初めて登場した完全新規怪獣としてみれば、この2体が紛れもなく当てはまるのは疑いようもない。(ただ個人的にはティガの実質的な始まりは第3話の悪魔の預言だと思っているが(^^;。) 

 

さて、ここまで平成ウルトラの国産怪獣第一号は一体どいつなのかということを色々と個人的に(勝手に)考えてきたが、振り返ってみると色々と当てはまりそうなのが多いのに驚かされる。候補としては、平成セブンの恐竜、パイロット版ネオスのザム星人とドレンゲラン、ティガのゴルザとメルバだが、先述した通り恐竜はあくまでありものの着ぐるみをそのまま流用したのにすぎず、純粋に一からデザインされた上でスーツも新造された怪獣を国産怪獣第一号とするならば、ザム星人とドレンゲランが当てはまるが、これも先述の通りネオスのTVシリーズ化が頓挫し日の目を見ない結果となってしまったために、TVで実際に登場したという点で言えば平成国産ウルトラ怪獣第一号の称号はやはりゴルザとメルバに当てはまるといってもいいかもしれない。 (※あくまで個人の考えです。) 

 

さて、ここにいたるまで散々と駄文を垂れ流していたが、私自身、一ウルトラファンとしてこれからもずっと数多くのウルトラ作品とウルトラ怪獣を深く愛し、今後も皆とともにウルトラを楽しみ盛り上げていきたい所存だして、この記事を締めくくらさせてい頂くことにする。