泡沫

どうも、とりあえず自分の好きなものについて適当に語るだけの簡単なブログです。暇な人や物好きは見てってね。

ウルトラマンアグルの衝撃

私はウルトラマンガイアをウルトラシリーズでも特に好んでいるが、ガイアが好きな理由としては、純粋な内容もさることながら、もう一人のウルトラマン、アグルの存在も大きいだろう。 

従来のシリーズでも、ゲスト出演的な感じで他のウルトラマンが登場したり(昭和のウルトラ兄弟や、ティガの初代マンなど)、純粋にレギュラーとして二人目のウルトラマンが登場するのは初めてであり、さらには青と黒というそれまでには使われていなかった色をメインにしているのも斬新だった。(それぞれイーヴィルティガやミラクルタイプに使われていたが、メインのウルトラマンはアグルが初めてである。) 

そのキャラクターも変身者の藤宮博也も含めて、従来のウルトラマンとは全く違うクールでダークヒーロー然としたキャラは子供心に痺れるものを感じた。 

実際、ウルトラマンガイア前半から中盤の藤宮は、根源的破滅招来体の脅威から地球を救うために行動するというのは、主人公の高山我夢と同じなのだが、その考え方の違いから二人は次第に対立し、最終的にはウルトラマン同士の戦いが発生するのだが、本物VS偽物という構造ではなく、信念や思想の違いから本物のウルトラマン同士が戦うという展開は複雑ながらも、手に汗握るものがあったのも確かである。 

このように、当時、リアルタイムでガイアという番組を見ていた私にとって、アグルというウルトラマンはまさに衝撃であり、今でも大好きなウルトラマンの一人である。 

(後半になってアグルV2にパワーアップするものの、活躍シーンが少ないのがネックであり、ウルトラマンガイアという作品の数少ない欠点でもある。) 

(完)